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HÜTTEのブログ

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あきらめ悪く生きていきます。

こんにちは。

どうにも相性の良くなかった環境にさよならし、4月からまた新天地に

移ることになりました。

浦幌町という小さな町で歴史を紡いできた林業の会社で、森の仕事に

就きます。人生の後半を、自然が健康を保つためのお手伝いをして

過ごしていく。シンプルなライフスタイルを送ることによって、損ない

つつあった僕と妻の健康を取りもどす。そんな動機からの移動です。

 

未だにオホーツクでの再開を根気強く待ち続けて下さっている方が

ほんのわずかいらっしゃって、このたびの決定においては、その期待

を裏切る形となり申し訳なく思います。でも諦めのきわめて悪い僕は、

じつはイメージを放り投げるどころか、補修し、新しく色を塗り直し

たりしながら大切に育てています。こっそりと。

珈琲が飲めて、本があり、誰にも邪魔されることなく自分の思考を

深められる空間。それはこれからの自分にも欠かせないものだから、

みつからなければ創るしかないんです。

さいきん、知り合いのカフェがまた一つ営業を終了することを知り

ました。理由はわかりませんが、資本に頼らずに永く続けることの

難しさは知ってます。

でも、というか、だからこそ創りたい。数十年のあいだ変わることなく、

誰かにとっての、自分にとっての心の拠り所であり続けられる空間を。

焦らずたゆまず往生際悪く、これからも前へ進んでいきます。

 

2018-03-05 3:56 PM|だいじなお知らせComment(0)

森で足元をみる。

仕事でたまった疲れを吐き出したくて今日、屈斜路湖を訪ねました。

冬支度の和琴半島は、足首くらいの高さまで落ち葉がつもっていて、一歩

進むたびにがさがさざりざりと枯れた音が森に響きます。とてもいい音です。

着信音にしたいくらい耳に心地いい。

 

ペースをおとして、できるだけ足元に目をむけて歩きました。だんだんと

焦点が景色にあってきたところで、1枚1枚がもとは独立した葉っぱで、

5枚並べも、10枚並べても100枚1000枚並べたところで、一つとして

同じ模様はないという当たり前のことに、あらためて思いいたりました。

「落ち葉」とぜんぶひとくくりでまとめて呼ぶ。ではいけない。そんなふうに、

小さいけどたしかな営みが無数にあること、そのうえにいま、自分が

たっていることに鈍感でいては、いつかふと、見のがしたものの多さに

気づいてうなだれることになる

森と湖が頭のなかのごちゃごちゃを吸い取ってくれたよう。

きょう歩けてよかったです。

 

 

2017-11-03 10:15 PM|お店のつれづれComment(0)

つよい風のした

 台風がきて、庭の草を揺らし、古い我が家の窓を乱暴に叩いています。

でもいっぽうで眩しいくらいの光が空から差しこんでいて、雲が割れた

先に青空ものぞいています。膝のうえでは耳の聴こえない猫が身体を

丸めて昼寝中。柔らかさと温かみを喜びながら書いています。

 

何日かまえにはじまった今年の秋も穏やかに過ぎています。

 

 

このあいだ、置戸の「鹿の沢」という緑地を歩いてきました。濁りのいっさい

ない水が流れていて、緑が濃くて、小さな生きものがたくさん暮していて

とても落ち着く空間でした。

 

 

 

いろんな解釈ができるユニークな看板もみつけました。軽く汗をかけて、

でも身体に負荷は少ないいい具合のトレッキングコースもあって、でも

人は少なくて、心をからっぽにしたときにおすすめですよ。

 

台風が、家(人の作りだしたもの)の脆さや欠陥や、猫の温かさや日差しの

ありがたみや、つよい風をしなやかにかわす草花の強靭さを教えてくれる。

心のもちようですね。いい1日です。

 

 

 

2017-09-18 3:00 PM|お店のつれづれComment(0)

こんなまちです。

こんばんは。

「たまにブログ見てますので、書いて下さい」。嬉しいオファーをこんどはメール

で頂きましたので、今日もまたネタを探しながらPCの前です。読んでくださる方

一人でもいる以上、書かずにいられません

 

では今日は、僕らの住む町、大空町をご存じないかたのために、写真をもりこみ

ながら紹介してみます。まずはオホーツクの玄関口である女満別空港。

市街地から徒歩圏内位置にありまして、日中はだから轟音とともに町の上空

をジェット機がびゅーんびゅん飛んでいきます。たまに「まさか堕ちてるっ!?」って

くらいの爆音にどきっとさせられる、そんなやや心臓に悪いロケーションです。

盛夏のころには満開のひまわりが滑走路に敷き詰められて…いる

わけではなく、空港のそばで咲いていて、観光客を喜ばせています。

市街地を離れると、ゆるやかな丘陵がアップダウンを繰り返しながら緑の

パッチワークとなってひろがっていまして、フットパスコースがあったら

きっと人気がでると思うんだけど、さらに考えてみたのは藻琴山と網走湖

を結んでsea to summit的なレースをやったらどうだろう、とか。

 

その網走湖は網走市と共有する、しじみの名産地として知られる湖ですが、

にとっては「日常生活圏内にあって歩いて行ける湖」。散歩コースに湖が

あるってけっこう贅沢なことだと思いません?

 

 

ちなみに網走湖の北西方向には能取湖やサロマ湖があって、いずれも

大空町から車で1時間圏内。このあいだ3つの湖畔を順に訪ねる湖巡り

兼鳥見ツアーをして楽しみました。そうそう、東に1時間いけば水鳥の

楽園と呼ばれる濤沸湖もありますね。

どうですか。なかなかのんびりできそうな雰囲気でしょう? こんな

環境のなかで生活しています。今日のところはここまでで、おやすみ

なさい。

2017-08-15 9:38 PM|お店のつれづれComment(0)

きえないもの

こんばんは。

前回の投稿にたいしてコメントをよせてくださった「めめ」さんのきもち

に応えたく、パソコンを立ち上げ、久しぶりに更新しています

といっても、再開のめどが経ちました!といったような報告事項もない

ので、はて何を書いたものか、僕らの私生活なんて淡々としたものだから

ここに掲載するほどのものでもないし…といった具合に頭をひねること

3日間なのでした。で、思いついたのは、めめさんのように未だに、たまに

でもHUTTEのことを思い出して下さる、つまり当ブログをご覧頂いたかた

限定版のお知らせを書くこと、でした。

じつは今年にはいってから、HUTTEを永く支えてくださった常連さんの

エピソードをテーマにした回想録を、文章にまとめ続けています。

仕事の合間の、それもスムーズにアウトプットができるタイミング

限ってのことなのでなかなか筆は進みませんが、それでも僕らのような

マイナーな存在を面白がってくれたユニークな人々の、いい意味で

ちょっと変わった愛すべき個性色褪せることなく記憶に残っている

もので、じつに楽しみながら3人分まで書きためることができました。

いかがでしょう。登場人物ふくむ、ごくごくわずかな常連さんだけ

手渡していた文章ですが、いまでも繋がってくださる方にならお届け

します。読んでみたくなったら、まずは簡単な自己紹介を添えて

メールをださい。文章をワードファイルで添付して返信いたします。

 

では、今日のところはここまでで、おやすみなさい。

明日からも健やかな毎日を送られますように。

 

 

 

 

 

 

2017-07-31 10:25 PM|お店のつれづれComment(2)

大空町で

こんばんは。また訪ねてくださって、ほんとうにありがとうございます。

昨年3月の閉店から1年ちかくにわたって町内に再開場所をさがしていましたがどうにも

見つからず、そんななかでこの春、縁あって大空町に住まいを移しました。

こんなふうな美しい丘陵が連なる、なかなか見所のおおい町です。

そこで何してるかというと、優れた芸術文化の鑑賞機会をひろくまちの人々に提供

する。簡単にいえばそんな仕事を手がける団体の一員に加わえていただき、日々

新鮮なきもちで職務とむきあっています。

「え? じゃあ店の再開はなくなった?」と聞かれると、ひとことでは答えられません。

HUTTEとおなじく斜里岳みあげるロケーションで、という条件がつくなら、イエスと

頷くしかありません。残念ながら。ですが、この町で、前よりもサイズも営業規模も

より縮小したかたちで、という但し書きを加えると一転、可能性は昨年よりむしろ

高まったと捉えることができます。なんだか漠然とした案内で心苦しさもありますが、

いま言えるのはそんな感じ。時間もまだまだかかりますし、場所に心当たりがない状況に

かわりはないけど、少なくとも「これならできそう」とか「それならいけるね」と道筋を

いくつか思い浮かべることができるだけでも、僕らにとっては大きな前進なのです。

おいしいと気に入ってくださったものをまた手渡ししたい。存在がなかったことにされて

いたり、価値が見過ごされているものやことについて、こんな面白いのありますよ?

と提示し、いっしょになって感心したり笑ったりしたい。そんなこころの疼きは店から

離れてしばらくたつ今も依然つよくあって、おかげで僕は落ち着きません(笑)。

そして、そんな僕らの心の声を聞き取ろうとしてくれている方がまだいたなら、この先

も辛抱づよく待っていてくれるなら、それぞれに温めるおもいがだんだんとつみ重なり

ながら像を結んでいって、まるで雪解け後の地面からぽっと芽がでてやがて花が咲く

ように、いつか形として現れるんじゃないか。僕はそう考えています。というか期待して

います。

2年後になるか、3年後になるかもっと先か。それまで皆さんの気持ちを繋ぎとめて

おく材料もない僕らですけど、でもいつの日か。

では、その日まで。

2017-04-30 9:21 PM|だいじなお知らせComment(2)

きのうはどうも…

こんにちは。

なんと名付けたらいいのか、このきもち。例年よりはやく

冬支度を済ませてしまったらしいウトロなのにもかかわらず、

「チラシ見ましたよ」とか、「ひさびさにブログみたら」と

言いながら顔を出してくださるかたがいて、しかもみなさん

ついこのあいだあったばかりのようなちかさで話してくれる

のが心地好くて嬉しくて、ほんとうにありがたく感じつつも、

感謝という概念におさまりきらない深い思いがあるのです。

ありがたいのさき、斜めうえにあるような。きのうもそれを

なんとか伝えたくて、でも形にならないからも、どうも~とか

何とか言われても響かないであろう言葉で見送ったことの

なんと多かったことか…。どなたか、そんな複雑な心境を

巧にすくい取ったフレーズを所有していたら分けてください。

ともかくきのうはありがとうございました。ああ、足りない。

2016-11-06 10:55 AM|もよおしものComment(0)

出没情報

こんにちは。

ありがたいことに上記もよおしに呼んでいただき、すこしの焼き菓子

と珈琲道具をもってお邪魔することになりました。二日のうちの出番

は土曜日のみで、出没時間は11時~12時半までと、14時~売り切れ

まで、となっております。

ホテル街から離れ、道路一本を挟んだ距離でオホーツク海にむきあう

ロケーションと五感ぜんぶが安らぐログ調のしつらえのなか。観光

の喧噪がすっかり遠退き、自然の息づかいがきちんと耳に届く冬の

一歩手前という絶妙なタイミングで味わう一杯は、山の麓で口にする

ものとはまた違った深みがあるものと僕ら自身も期待に胸を膨らませる

イベントです。

約1000点以上(!)というアイテムの中から見つけた気に入りを身に

つけたら、ポケットに焼き菓子をつめて知床のフィールドへ。好きな

だけ歩いたあと、西日をうけるウッドデッキに腰を落ち着けて珈琲を

いっぱい。客目線で当日のイメージを書き出してみるとこんな感じに

なるでしょうか。

好みのコースすぎて、午後の部をほったらかしていつのまにかフレペの

滝あたりを歩いていないか、我ながら心配です。

 

店を続けているうちはできなかった、やや疎かになってしまっていたこと

に時間をかけてむきあっている閉店からの半年。その日々のなかで、予め

連絡先を交換できた何人かのお客さんとは山登りをしたりしながら親しく

させてもらっていますが、他にも近況を確かめ合いたい人がいます。

嬉しいことにこんかい、季風クラブさんが「珈琲のみにくるだけでも歓迎

ですよ」とおおらかに言ってくれてますので、そんな再会の機会をひとつ

でもおおくもてたらなと願っております。 

最後に。焼き菓子、珈琲ともに数量限定での出店です。売り切れの際は

海のうつくしさや風の清らかさ、季風クラブさんの上質さにめんじて

おゆるしくださいませ。

 

2016-10-07 12:13 PM|だいじなお知らせ/もよおしものComment(0)

閉店いたしました。

こんにちは。

本日をもちまして、この場所におけるHUTTE Cafe&Loungeとして

の活動を終了いたしました。2012年8月のオープンから3年7カ月の

あいだ、とてもよい時間をご一緒させていただいたことに、スタッフ

一同心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

明日からすこしずつ内装の解体、撤去をはじめ、来月10日の退去日

になれば店内は、デザインをどう焼きつけていこうかと胸と鼻の穴を

ふくらませながらみつめた、入居前の壁もなにもない箱に戻って

います

 

もし懐かしむ機会が必要なときは、当HPをこのさきも、区切りの

つくまで開放しておきますので、どうぞご自由に閲覧を。報せたい

ことがあればJournalを更新しますし、逆になにか連絡があれば

contact経由か、Journalのコメント欄に遠慮なく書き込んで下さい。

時間はかかるかもしれませんが、お返事させて頂きます。

「HUTTEの深煎りが飲みたくてたまらない」。そんなことがもしも

あったらとりあえずお知らせ下さい。

焙煎元のはぜや珈琲さんにレシピを残してもらっていますから、

こちらも時間の約束はできかねますが解決できるとおもいます。

まだまだ稚拙なものですが、磨いていただいた、育ててもらった

技術は錆つかせてはならないものですし、必要としてもらえる

ならば、できるかぎり応えていきたい。そう考えています。

 

それでは、このへんで失礼いたします。

どうぞ健やかな毎日を。

 

2016-03-28 5:38 PM|だいじなお知らせComment(21)

じゃあ、また。

こんにちは。

ここでの営業もあとわずかとなり、閉店を惜しんでお越しくださる馴染み

お客さんそれぞれにたいして、できるだけの正確さで、そのかたがたとの

かかわりにいつも勇気づけてもらっていたことやHUTTEがHUTTEなりに

店として育っていく手助けをしてくれたことへの感謝などを伝えるように

過ごしています。そうすると、帰り際にこう言ってくれる人がいます。

じゃあ、また。

僕はかってに、その短い挨拶のなかに再開を期待してくれている明るい

響きをかんじとって、そのたびにひとりあたたかな気持ちになって、あと

あとになってもその余韻をひっぱりだしてあじわっています。そうして、

下をむくことなく閉じることができるというのは恵まれたことですね。

ちいさな手ごたえを糧につづけた店づくりの、さいごにまた、さしだした

ものが間違っていなかったことを知る。よい締めくくりです。

 

しばしば、このさきの動向を尋ねられることもあるのですが、なにしろ

何の見通しもないまま退去を決めるしかなかったので、まったくの白紙

というのが実情です。ただ、そうして見送りのたびに寄せていただく期待

うけとっているうちに、もう次がはじまってるんじゃないかと、そう思えて

きたこともたしかです。そもそもHUTTEだって、「こんな大らかできもち

のよい空気にのなかでカフェでもできたらなー」という、10数年前の晩秋

ひとり旅のときにふっと湧きでた、ささやかで具体性のかけらもない

イメージがはじまりだったのです。それをおもえば3年半の経験や

自分たちなりの手ごたえ、なにより信頼のおける人脈と材料は揃って

います。僕らの思いと、それぞれに期待を託してくださる方々の思い。

それらの点と点がつながってひとつの像をかたちづくる。そんな日が

くることを僕ら自身、期待しています。

快晴のほんじつは斜里岳から知床連山まで、指数120%で

ばっちりみえています。

 

2016-03-27 12:47 PM|お店のつれづれComment(2)

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