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5月の予定をきまったものだけでも。

こんにちは。

まずはお知らせです。さきにご案内していた書籍は、予定どおりにことが

はこべば(配送業者さんの都合に左右されてしまう土地なので、ずれこむ

可能性ありですが)土曜の昼前に到着することになりました。今回はどれも

1冊かぎりの入荷ですので、気になるかたはおはやめにお越しください。

 

つづいて5月の予定を決まっているものだけ。

5月の野外授業企画「あの草を名前でよぼう」の第3回、来運遠足編を

18日の10:30から2時間程度の枠でおこなうことが決まりました。講師

はすっかりおなじみ内田学芸員。じつは来運地区にお住まいの内田さん

ですから、当日はホームの利を存分に活かして内容的にはいつも以上

に濃厚で、それでいて雰囲気的にはより飄々とした感じで、全体的には

やっぱりのんびりとした授業になると思います。楽しみですね。

本日より参加者募集します。

参加費は一人500円。定員は9名で、締め切りは5月10日とさせて頂き

ます。草見会ファンの一人からは、開店の数時間前からシャッターの前に

陣取っていたかのごとく早くも申込を受けました。人気です。

 

さてオホーツクは日差しの熱量がどんどんあがり、春本番といった感じ

GWを迎えられそうです。5月の連休は1日(金)~5日(火)のあいだ、

11:00から18:00(L.O.17:15)にて営業いたします。

 

2015-04-23 10:48 AM|だいじなお知らせ/もよおしものComment(2)

「オレゴンの旅」

クマと道化師が働いていたサーカス団をとびだし、新しい道へと歩き

だす過程を淡いタッチと呟くような言葉で描いた物語「オレゴンの旅」。

けっこうな数のクマ本を置いている当店ですけれど、これはそのどれ

とも異なった趣きをもっていて印象派みたいな画風も好みで仕入れて

みた1冊です。

 

 

ことばはなく、ピエロの落しものにメッセージをこめた静かなラストは

子どもよりも人生経験豊富な大人たちの胸をうつようです。この春、

別れで負った傷のぬりぐすりになりそうな気も。

らんか社 1620円

 

ちなみにキッチン班では、もっか水出しアイス珈琲のチューニング

中。来週からの提供をめざしています。豆はいきものだけに理想の

味を表現するのはなかなか難しいんですけど、何しろこれがないと

がはじまりませんから。

 

それとご要望にこたえ、和紅茶の茶葉(鹿児島産の希少種である

「べにひかり」と「べにふうき」となります)の販売を再開したことも

あわせてお知らせしておきます。

50g(5gで約2杯分)で400円。店のメニューとしては和紅茶と

和紅茶ミルクで提供してまして、さらにこの夏からは水出しの

アイスティーとしても、この味わい深い茶葉を愉しんでいただき

ます。

 

2015-04-20 12:54 PM|とり扱い雑貨あれこれ/メニュー紹介Comment(0)

いってん霙のち雪の清里より

寒いです。霙がおちてます。くれぐれも暖かい格好でおこし

ください。また、丘をのぼった先の道路沿いには季節がら、

たくさんの野鳥がとびまわるようになりましたので、運転は

ゆとりあるスピードでお願いします。わき見も…気持ちは

わかりすぎるほどわかりますが禁物です。

当店のまわりにも。

朝ごはんを物色しにきたホオジロ一族です。発芽したばかり

ルバーブにも近づいていくから「それだけは! 」と心のなかで

叫んだら、いきなりのダッシュで素通り。たしかに色といい形と

いい食虫植物っぽけど、それはそれで寂しいよ。

 

今日のおやつは清里産小麦のスコーンをアレンジした新顔。

胡桃とメープルシュガーを巻いて焼きました。1個200円です。

霙が雪にかわりました。

 

2015-04-19 11:04 AM|お店のつれづれ/メニュー紹介Comment(0)

小春日和の清里より。

こんにちは。

予報にはんして春らしい穏やかな青空がひろがる清里です。

今日のおやつは焼きたて2種。

甘党にはラムレーズン入りクリームチーズをまぜて焼いたマフィン

型のケーキ(300円)。苦党(と呼ぶのかな?)には、珈琲とヘーゼル

ナッツでつくった自家製スプレッドを挟むビスケット(250円)が

おすすめです。どちらもほどよい余韻がたのしめます。

こちらがビスケット。バターをつかわず、生地にもスプレッドを

ねりこんで焼きました

ラムレーズンのケーキ。残りわずかですがどうぞ。 

2015-04-18 1:23 PM|メニュー紹介Comment(0)

本からも人からも学びます

「これから1週間のうちにもノビタキがオホーツクにくるでしょう。」

せんじつの鳥の会のなかで川崎さんから賜った「お告げ」がけさ、

現実になっているのを確認しまして祝福ムードに包まれる

HUTTEです。

 

さて、今日は喫茶営業。食事はありませんが、焼き立てのほや

ほやのベーグルがございまして、店内でお召し上がりいただく

こともできます。明日からはいつものメニューです。

 

おそらく来週末には到着するはずの書籍ラインナップはこんな

感じになりました。自然に触れ、学ぶ。そんなテーマを念頭に

いつもより数回多く篩にかけて選びました。

<写真・実用書>

ドライフラワー図鑑

あなたに贈る四季の色

ききがたり ときをためる暮らし

<詩文集>

世界はうつくしいと

<絵本>

ナゲキバト

おくりものはナンニモナイ

ナマケモノのいる森で

木のうた

森はだれがつくったのだろう?

 

29日の「空をみあげる」に続く、身近な自然を学ぶ勉強会の

案件がまとまりつつあります。講師内田学芸員のキャラクター

ごと好評の「あの草をなまえでよぼう」第3回です。今回は

来運公園まで歩き、道ばたや公園内に伸びている植物たち

のなまえと個性を学びます。5月18日の開催予定。ちかく

募集をはじめます。

さらにもうひとつ、実現したら嬉しい案件が。

鳥探し遠足の講師として先日お越しただいたばかりの川崎

康弘さんに再びお願いし、「こんどは御自身の仕事論や人生

観を披露していただけませんか? 」とオファーしたところです。

「鳥も深いけど、この人自体もそうとう深いよね…」。

鳥の会をひらくたびに積み重なるばかりの、川崎さんをこそ

知りたいという欲求。同じ思いを抱えてる人もいるようです

ので、ぼちぼちそのへんすっきりさせようじゃないかと。

「世の中の価値観からは相当ずれてる」と本人は謙遜されて

ますが、だからこそ学びたいし、個人的には子ども進路

設計にもよい影響があるのでは? とひそかに思ってます。

こちらも詳細はまたいずれご案内します。

 

2015-04-17 3:51 PM|とり扱い雑貨あれこれ/もよおしものComment(0)

たくさんの野鳥と青空と斜里岳と。

こんばんは。

手前ミソサザイ、いや手前味噌ながら、まいかい参加者の満足度がとても

たかい、そしてHUTTEチーム自身も心待ちにしていた企画「オホーツクの

鳥のこと、川崎さんにきいてみよう」のシリーズ3回め、春の遠足編が昨日

13日にありました。

参加者6名(プラス、今回こそイチ参加者として楽しむぞの宣言どおりに

紛れ込んだ僕ら2名)。講師はいつもユーモアあふれる解説で野鳥の魅力

を余すところなく伝えてくださる野鳥の会オホーツク支部長川崎康弘さん

です。

まずは店内で、春から夏にかけてこの地域でみられる、つまり遠足中に

出会える期待大の鳥たちについて予習します。

TVモニターをつかったレクチャーは囀りつき。視覚にくわえて耳からの情報が

あると、より理解が深まりますし、単純に癒されますね、鳥の声って。

そして出発。南から吹いてるくせに驚くほど冷たい罪な風に晒されながら、

パーカー姿のSさんをみな内心で心配しながら来運公園を目指します。

冴え冴えとした空、飛び上がるヒバリ、とおくに白い頂き。順調な滑りだしです

ちなみに講師川崎さん、鳥だけではなく植物にもたいへん精通してらっしゃる

というのが本企画のミソサザイ、いやいやミソ。となりをあるけば、界隈の生態系

についても勉強できてしまうのですから、なんとためになる遠足でありましょうか。

そしてたどりついた来運公園でじっくり鳥探し。かわるがわる視界に

飛び込む小鳥を指しては歓声をあげる賑やかなひと時です。森には

シジュウカラやゴジュウカラ、ヒガラ、ハシブトガラといった(個人的に)

身近な方々のほか、(あくまで個人目線で)変わったところではエナガ

やキセキレイ、そしてこんかい一番の歓声を集めた、国内野鳥リスト

における最少クラスといわれるミソサザイも。

鳴き声も容姿もユニークなミソサザイはまったくノーマークだったこと

もあって、ぜひ拝みたかったのですが、みなさんの歓声をよそに僕は

最後まで願いかなわず…。

とはいえ、見たことのない鳥が近所の公園で暮らしているという秘密を

握ったことはなんだかワクワクすることと思えます。それに、ふだん

は木の葉や笹に覆われて気にも留めない沢地が(だからこそ、なんで

しょうね)、じつは鳥たちの憩いの場という、そんな発見も川崎さんから

授かり、またひとつ日々の楽しみを入手したのです。

斜里岳にむかっての帰路では、アトリやベニヒワたちからなるヒワ

軍団をしばし観察。満腹感に浸っていると、ほどなくしてさらに興奮

の瞬間が…

オオハクチョウが斜里岳とコラボした、絶妙な構図です。むむむ、

タイミングもじつに絶妙きわまりないです。そういえば前回も、ふだん

みかけないオオタカがスタート直後の一行の頭上横切るという

奇跡がありましたが、こうして続くと「やはり川崎さんクラスになる

野鳥の会とは別に野鳥そのものにもネットワークをもっていて、

イベントにあわせて鳥員配置してるのでは…」と、そんな妄想

浮かんでしまいますが、川崎さん、真偽のほどはいかがでしょうか。

 

ということで素晴らしい午後。川崎さん、里実さん、参加者のみな

さんもほんとうにありがとうございました。次の機会までそれぞれ

楽しい野鳥ライフを送りましょう。

すっかりミソサザイづいてしまった僕は、彼をみつけるまで来運

通いする予定です。 

2015-04-15 12:07 AM|もよおしものComment(0)

あたらしいふくを手にいれるまえに

4月はあたらしい環境になじむための、あたらしい服が必要になる

時期。新入学のこどもにおいては、隣のクラスメイトがもっている

あれこれに心ひかれて、物欲がむくむくと芽生える時期でもある

でしょう

そこで「ペレのあたらしいふく」。少年のきがえをもってくるという

表紙も大胆な古典絵本です。

昔むかし、舞台はスウェーデンのちいさな山村。主人公のペレ少年

長閑なその村で、1頭の子羊とともに暮らしています。そんなペレ

君も成長期。手持ちの服は寸足らずになり、ひとまわり大きなサイズ

がほしくなるのですが、そこでどうしたかといいますと、まず羊の毛

を自らの手で刈り取ります。そこからがこのお話のテーマ。それを

祖母にさしだし、畑の草取りをするかわりに梳いてもらうのです。

そしてその毛はもう一人のおばあちゃんへ。牛のばんをした対価

にペレ少年、紡いだ糸を手に入れます。次は…その次は…。

最終的にジャストフィットの服をあつらえてもらうのですが、その

流れ、やりとりのなかでペレ少年にいっさいの迷いなし。

なにかをお願いする時には対価が求められるということを、彼は

幼くして心得ているのです。要求同士が釣りあうかどうか、計算

したりもしないし、手にあまりそうな肉体労働を求められても

な顔ひとつしません。

母親によってもらった糸を嬉しそうに染めています。 

小さな身体でカヌーをのりこなし、隣の町までお遣いに。 

若くして身につけた礼儀と身体の強さと従順さを武器に、お金

をいっさい使うことなく背広を手に入れ、誇らしげなペレ少年。

羊も喜んでおります。 

お金にたよらずに手に入れることもできる。

昔の話でしょ? たしかにそうですが、1912年の発行から

100年を経てなお読みつがれているという事実は、ペレ少年

の心得が現代にも通じる生きるセンスであることを物語って

いる気がします。

良いこのみんなはどんどんマネ…のしにくい現代ではあり

ますが、このストーリーを知っておくことが財産と思える日

がいつかくるのではないでしょうか。

福音館書店 1296円

…なんてまじめな紹介文…と我ながら戸惑いの午後。 

 

2015-04-12 3:42 PM|とり扱い雑貨あれこれComment(0)

雨色の時間が降ってきた

ベーグルほかお持ち帰り商品いろいろな今日のHUTTEよりこんにちは。

昨日、ブログの冒頭で書籍の取り寄せについて案内したところ、馴染み

お客さんがさっそく絵本のオーダーにきてくださいました。ネット通販

全盛のこの時代に、Tポイントもマイルも差し上げられない、しかも注文

と引き取りのたびに時間もガソリン代だってかかる当店を頼ってくださる。

ほんとうにありがたいことです。

 

さて、今日の空には分厚い雲が垂れこめて、ときどき窓に雨粒も

で、思い出したのは、詩人長田弘さんが著書「人生の特別な一瞬」で

雨を讃えている一遍

とかく厄介もの扱いされる存在だけど、雨は魔法の力をもっていて、

見慣れた風景をまるで知らない景色にみせることができる雨のなか

には慕わしい静かな時間がある。

そんな具合。タイトルの雨色の時間も、文中から表現をお借りした

ものです。僕らも雨の日は好きで、店のおおきな窓のむこうに灰色に

霞む風景にしばしば見入ったりします。自分もふくめたいろいろが

輪郭をなくして溶けあっていく、そんな感覚のままぼーっとしたり。

読書や思索も進みます。まさに特別なとき

 

次回、到着する書籍のなかには、いつもの絵本や暮らしまわりの

本にくわえて長田弘さんの詩集もくわわる予定です。雨や風、

日の光、夕暮、石、草。そうしたなにげない存在を、日々の灯に

されているかたにはきっとご満足いただけるラインナップ。

どうぞお楽しみに。今週末であれば、オーダーも承りますので

ご連絡ください。

 

2015-04-11 11:26 AM|お店のつれづれ/とり扱い雑貨あれこれComment(0)

春のメニューをすこし。

こんにちは。

まずはお知らせ。近日中にまた書籍の仕入れを予定しております。

ついては当店で扱っているジャンルのなかで「これ読みたい!」が

きまっていたら、あわせて取り寄せますので遠慮なくお知らせ

ください。可能なかぎりリクエストにおこたえいたします。

 

ほんじつ10日は喫茶の日。

焼き菓子はいつものプレーンスコーンと、塩づけの桜をまぜた

『さくらのスコーン(160円)』をご用意しました。かんだ瞬間に

桜の甘みがふわっとひろがっておいしいです。ドリンクは、

レモンとはるかをゆっくり丁寧に濾してつくった蜂蜜ベースの

シロップを炭酸でわる『はちみつサイダー(400円)』を数量限定で。

また、春のジャムには甘夏の角切りマーマレードが仲間入り。

気温もあがってきたので、バニラアイスなんかとご一緒に

いかがでしょうか。独特のソフトな苦みが甘さを引き立てます。

と、書いてるあいだに先週末に好評だった『くるみのビスケット

(180円)』、さらに『シトラスヨーグルトのビスケット(180円)』

も焼きあがったもようです。

 

春の準備をすすめる畑のうえでヒバリが元気に囀るこの頃。

ちょっと屈斜路湖まで足を伸ばしてバードウォッチングして

きました。

クマゲラやヒガラ、カケス…。ふだんはみられない鳥に

出会えて充実の散歩になりました。

 

シメは凍った湖面をうろつくハクセキレイ。主義なのか、性質なのか

飛ぶことを忘れたように歩いたり走ったりする不可解さがツボです。

2015-04-10 11:53 AM|お店のつれづれ/メニュー紹介Comment(0)

午後の偵察。

こんにちは。

今日の午後は、来週に迫ってきた鳥探し遠足の下見ということで

店から歩いて20分の来運神社へいってまいりました。

雪解けはどのくらい進んだか、コース上にゴミはないか、落とし穴

が仕掛けられてないか、なにより今、鳥はちゃんといるのか。

小学校の先生になった気分であちこち目をくばりながらの偵察

です。


とおくに海をみながらの往路。

 

偵察の結果、いまだ冬の名残がみられる園内ですが、かたく

締まった雪に足を取られることはなく、長靴があれば問題なく

歩き回れることがわかりました。囀りも質、量ともに良い感じ

に響いてましたから、きっと当日は木立のあいだを気ままに

縫いながら、存分に鳥探しがたのしめるでしょう

澄みきった清流に、植物のささやかな欠片。脇役も充実の

来運です。

復路からは、いつもとすこしだけ違った表情の斜里岳。

 

ところで、じつは数日前に店のすぐ近くで衝撃的な光景を目に

しました。

カメラがとらえた決定的瞬間! みたいな特番で、無数の蝙蝠が

帯状に群れをつくり、まるで1匹の竜のようにうねうねと空を駆け

ていく映像が稀に紹介されますよね、アジアかどこかの村を

恐怖に陥れる快現象として。

あれの小鳥版です。蝙蝠に比べるとスケールこそ及びません

、鋭くもまとまりを保った動きは全体がひとつの意思を共有

している本家に劣らない迫力がありました。そして、その群れ

の尻尾に噛みつこうとするようにすっ飛んできたのは、小型の

猛禽類らしき1羽の鳥。判別はできませんでしたけど、空を

切り裂くような羽のかたちとその速さから「狩る」という意思が

強烈に伝わってきました。数秒ののちには群れも追手もみな木立

のむこうに消えて見えなくなりましたが、こんな濃い生命の物語

が人の営みのすぐ脇で展開されているんだなあと思うと

不思議な気持ちがしたのと同時に13日がますます待ち遠しく

思えたのでした。

2015-04-08 10:19 PM|お店のつれづれComment(0)

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