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「オレゴンの旅」

クマと道化師が働いていたサーカス団をとびだし、新しい道へと歩き

だす過程を淡いタッチと呟くような言葉で描いた物語「オレゴンの旅」。

けっこうな数のクマ本を置いている当店ですけれど、これはそのどれ

とも異なった趣きをもっていて印象派みたいな画風も好みで仕入れて

みた1冊です。

 

 

ことばはなく、ピエロの落しものにメッセージをこめた静かなラストは

子どもよりも人生経験豊富な大人たちの胸をうつようです。この春、

別れで負った傷のぬりぐすりになりそうな気も。

らんか社 1620円

 

ちなみにキッチン班では、もっか水出しアイス珈琲のチューニング

中。来週からの提供をめざしています。豆はいきものだけに理想の

味を表現するのはなかなか難しいんですけど、何しろこれがないと

がはじまりませんから。

 

それとご要望にこたえ、和紅茶の茶葉(鹿児島産の希少種である

「べにひかり」と「べにふうき」となります)の販売を再開したことも

あわせてお知らせしておきます。

50g(5gで約2杯分)で400円。店のメニューとしては和紅茶と

和紅茶ミルクで提供してまして、さらにこの夏からは水出しの

アイスティーとしても、この味わい深い茶葉を愉しんでいただき

ます。

 

2015-04-20 12:54 PM|とり扱い雑貨あれこれ/メニュー紹介Comment(0)

本からも人からも学びます

「これから1週間のうちにもノビタキがオホーツクにくるでしょう。」

せんじつの鳥の会のなかで川崎さんから賜った「お告げ」がけさ、

現実になっているのを確認しまして祝福ムードに包まれる

HUTTEです。

 

さて、今日は喫茶営業。食事はありませんが、焼き立てのほや

ほやのベーグルがございまして、店内でお召し上がりいただく

こともできます。明日からはいつものメニューです。

 

おそらく来週末には到着するはずの書籍ラインナップはこんな

感じになりました。自然に触れ、学ぶ。そんなテーマを念頭に

いつもより数回多く篩にかけて選びました。

<写真・実用書>

ドライフラワー図鑑

あなたに贈る四季の色

ききがたり ときをためる暮らし

<詩文集>

世界はうつくしいと

<絵本>

ナゲキバト

おくりものはナンニモナイ

ナマケモノのいる森で

木のうた

森はだれがつくったのだろう?

 

29日の「空をみあげる」に続く、身近な自然を学ぶ勉強会の

案件がまとまりつつあります。講師内田学芸員のキャラクター

ごと好評の「あの草をなまえでよぼう」第3回です。今回は

来運公園まで歩き、道ばたや公園内に伸びている植物たち

のなまえと個性を学びます。5月18日の開催予定。ちかく

募集をはじめます。

さらにもうひとつ、実現したら嬉しい案件が。

鳥探し遠足の講師として先日お越しただいたばかりの川崎

康弘さんに再びお願いし、「こんどは御自身の仕事論や人生

観を披露していただけませんか? 」とオファーしたところです。

「鳥も深いけど、この人自体もそうとう深いよね…」。

鳥の会をひらくたびに積み重なるばかりの、川崎さんをこそ

知りたいという欲求。同じ思いを抱えてる人もいるようです

ので、ぼちぼちそのへんすっきりさせようじゃないかと。

「世の中の価値観からは相当ずれてる」と本人は謙遜されて

ますが、だからこそ学びたいし、個人的には子ども進路

設計にもよい影響があるのでは? とひそかに思ってます。

こちらも詳細はまたいずれご案内します。

 

2015-04-17 3:51 PM|とり扱い雑貨あれこれ/もよおしものComment(0)

あたらしいふくを手にいれるまえに

4月はあたらしい環境になじむための、あたらしい服が必要になる

時期。新入学のこどもにおいては、隣のクラスメイトがもっている

あれこれに心ひかれて、物欲がむくむくと芽生える時期でもある

でしょう

そこで「ペレのあたらしいふく」。少年のきがえをもってくるという

表紙も大胆な古典絵本です。

昔むかし、舞台はスウェーデンのちいさな山村。主人公のペレ少年

長閑なその村で、1頭の子羊とともに暮らしています。そんなペレ

君も成長期。手持ちの服は寸足らずになり、ひとまわり大きなサイズ

がほしくなるのですが、そこでどうしたかといいますと、まず羊の毛

を自らの手で刈り取ります。そこからがこのお話のテーマ。それを

祖母にさしだし、畑の草取りをするかわりに梳いてもらうのです。

そしてその毛はもう一人のおばあちゃんへ。牛のばんをした対価

にペレ少年、紡いだ糸を手に入れます。次は…その次は…。

最終的にジャストフィットの服をあつらえてもらうのですが、その

流れ、やりとりのなかでペレ少年にいっさいの迷いなし。

なにかをお願いする時には対価が求められるということを、彼は

幼くして心得ているのです。要求同士が釣りあうかどうか、計算

したりもしないし、手にあまりそうな肉体労働を求められても

な顔ひとつしません。

母親によってもらった糸を嬉しそうに染めています。 

小さな身体でカヌーをのりこなし、隣の町までお遣いに。 

若くして身につけた礼儀と身体の強さと従順さを武器に、お金

をいっさい使うことなく背広を手に入れ、誇らしげなペレ少年。

羊も喜んでおります。 

お金にたよらずに手に入れることもできる。

昔の話でしょ? たしかにそうですが、1912年の発行から

100年を経てなお読みつがれているという事実は、ペレ少年

の心得が現代にも通じる生きるセンスであることを物語って

いる気がします。

良いこのみんなはどんどんマネ…のしにくい現代ではあり

ますが、このストーリーを知っておくことが財産と思える日

がいつかくるのではないでしょうか。

福音館書店 1296円

…なんてまじめな紹介文…と我ながら戸惑いの午後。 

 

2015-04-12 3:42 PM|とり扱い雑貨あれこれComment(0)

雨色の時間が降ってきた

ベーグルほかお持ち帰り商品いろいろな今日のHUTTEよりこんにちは。

昨日、ブログの冒頭で書籍の取り寄せについて案内したところ、馴染み

お客さんがさっそく絵本のオーダーにきてくださいました。ネット通販

全盛のこの時代に、Tポイントもマイルも差し上げられない、しかも注文

と引き取りのたびに時間もガソリン代だってかかる当店を頼ってくださる。

ほんとうにありがたいことです。

 

さて、今日の空には分厚い雲が垂れこめて、ときどき窓に雨粒も

で、思い出したのは、詩人長田弘さんが著書「人生の特別な一瞬」で

雨を讃えている一遍

とかく厄介もの扱いされる存在だけど、雨は魔法の力をもっていて、

見慣れた風景をまるで知らない景色にみせることができる雨のなか

には慕わしい静かな時間がある。

そんな具合。タイトルの雨色の時間も、文中から表現をお借りした

ものです。僕らも雨の日は好きで、店のおおきな窓のむこうに灰色に

霞む風景にしばしば見入ったりします。自分もふくめたいろいろが

輪郭をなくして溶けあっていく、そんな感覚のままぼーっとしたり。

読書や思索も進みます。まさに特別なとき

 

次回、到着する書籍のなかには、いつもの絵本や暮らしまわりの

本にくわえて長田弘さんの詩集もくわわる予定です。雨や風、

日の光、夕暮、石、草。そうしたなにげない存在を、日々の灯に

されているかたにはきっとご満足いただけるラインナップ。

どうぞお楽しみに。今週末であれば、オーダーも承りますので

ご連絡ください。

 

2015-04-11 11:26 AM|お店のつれづれ/とり扱い雑貨あれこれComment(0)

ちいさなおみせからのお知らせ

いやはや、きょうの風は強烈も強烈でした。壁はギシギシと軋み、足元からは

どんどんと突き上げるような揺れ。さらに恐ろしかったのは、頭上から響くべこん

べこんという不吉すぎる異音。もしや屋根が飛んでオープンカフェに…?

風前の灯という悲しいフレーズが頭をよぎります。

仕事をおえ、どうか明日、無事にオープンを迎えられますようにと祈るような

きもちでドアを開けたら、人生初体験、ニュースでたまに耳にする「身体ごと

もっていかれるほどの強風」。この時間にいたって、ようやく収まりつつある

ようですが、明朝、店を見るのがちょっとこわいです。

 

さて、明日からの営業についてお知らせです。

おやつにはマフィンが2種。ラムレーズン入りとはちみつ漬けレモン入りを

用意しています。各250円です。

また、春の柑橘ジャムの新作として「はるか(500円/125ml)」も。こちらも

甘夏、レモンと同じく愛媛県の無茶々園産です

 

書籍紹介は、新入学、新生活となにかとモノ入りな時期に、あえて

おすすめしたい2冊。

『ちいさいおうち』 バージニア・リー・バートン著

岩波書店 692円

 

『お直しとか』 横尾香央留 

マガジンハウス 1512円

時代も構成も何もかも違う2冊ですけど、僕としてはどちらも

大量生産・大量消費・大量廃棄があたりまえの現代社会に

むけて、こんな価値観ありますよと両手にもって高々と掲げ

たいという思いでくくれる本です。

継ぐ、繋ぐ、つづける。そんな習慣を大切にしている、または

これから身につけていきたい人に。

 

置き本にクウネルの最新号もありますよ。

 

では明日からお待ちしております。

ちいさなおみせがどうか無事でありますように。

 

2015-04-03 7:58 PM|お店のつれづれ/とり扱い雑貨あれこれComment(0)

書籍紹介『ガンピーさんのふなあそび』

ぼんやりとしたオレンジの夕日や日に日に縮んでいく雪山に季節

の移ろいをかんじるこの頃。動物たちも活動的になってきたようで、

今朝、店の玄関口にリスの足あとをみつけました。

 

あっちこっち見回った形跡がありましたが、探しものはうまく

みつかったでしょうか。

 

今日の書籍紹介は動物つながりでこちら。

『ガンピーさんのふなあそび』 ジョン・バーニンガム著 

1976年に発行されてから70回も版を重ね、いろんな場面で名作

として紹介されている1冊です。話のすじはいたってシンプル。

川下りを楽しむガンピーさんの小舟に、「私もまぜて」とひとや

動物が乗り込んできます。

ひつじや

犬や

間違えた。鹿はでません。

寛容なガンピーさんは客たちのわがままが引き起こした大

トラブルにも余裕で、さいごはみんなでティータイム。壁を

つくらず、許しながら生きる男のなかの男、ガンピーさんの

お話しは税込1296円です。

今日のおやつ『チーズペッパービスケット(180円)』ほか

もろもろもご用意して、今週もお待ちしております。

 

 

 

 

2015-03-14 1:01 PM|お店のつれづれ/とり扱い雑貨あれこれComment(0)

冬眠あけのくまたちと料理家のエッセー「365日。」

日ごとつよまる春の気配に誘われ、もぞもぞと巣穴をはい出して

きたところをつかまえました。「くまサブレ」。1頭180円。清里産

小麦をつかった香ばしい焼きあがりです。

つづいては書籍紹介。

「365日。小さなレシピと、日々のこと」

著者の渡辺有子さんは、料理家としての力量もさることながら、暮らし

ぶりそのものまでふくめて3、40代女性の支持をあつめているひと。

1日につき1頁、1年365日を写真と文章で綴った本著には、そのセンス

がしずかに刷り込まれています。装丁、レイアウトとも余白がおおめで

色調も控えめ。きっと、渡辺さんの人柄を表現したものなのでしょう。

好感がもてます。

 

レシピはシンプルで、「これなら作れそう。作りたい」とおもえて

好感がもてます。みた瞬間、肩に力がはいってしまうような

レシピとは仲良くできない…というひとにはいいですね。

ずいしょにちりばめられているテーブルウェアや生活道具

あたりは、新生活のコーディネートを検討中のかたには

とてもよい参考事例になるのではないでしょうか

税込1620円です。

2015-03-09 2:55 PM|とり扱い雑貨あれこれ/メニュー紹介Comment(0)

椅子いかがですか。

こんにちは。

今日も風がびゅんびゅん吹いてるんですが、さいきん、「この店の

周りだけですよ、こんなに風つよいの」と指摘されることがしばしば

ありまして、そのたびに驚いてしまいます。

たんに地形的な理由なんでしょうけれど、まあ好意的に解釈すれば

「特別な風がとおる道にたつカフェ」というちょっと素敵な場所っぽく

もあるので、まあそれはそれでいい気もします

 

今日の焼き菓子は「チーズペッパービスケット(180円)」、焼き立て

です。

 

さて、ここでこれまであまり表だって宣伝してこなかった、じつは

販売中のものをずらりご紹介します。ほとんどはそれぞれ店舗で

使用していた備品なので多かれ少なかれ使用感がありますが、

春の模様替えにむけてどうぞご検討ください。

愛知木工製の椅子。とても頑丈なつくりです。

国産のふるいスツール。背は低め。

おそらく日本製の、こちらもアンティーク。外もなかも比較的

清潔なので、収納としてもお勧めです。(sold out)

古物屋で人気の駄菓子のびん。目立つダメージはありません。

焼き菓子部門からのエントリーは「きび糖ケーキ」。自然卵ときび糖

によるやさしい甘さがとくに中高年のかたがたの口にあうようで、その

世代の支持があつい焼き菓子です。

現状は予約販売での対応で1本1100円となっております。

 

椅子などの価格は要問合せ、1点しかないので早いもの勝ちで

ございます。

2015-03-01 1:10 PM|とり扱い雑貨あれこれ/メニュー紹介Comment(0)

「写真集 鳥の巣」

こんにちは。

宣言どおり、吹きだまりをこえ地吹雪もくぐりぬけてオープン

しました。いまのところはそれほど雪の量が多くなく、視界も

わりと効いています。むしろ注意を促したいのが、日差しと

つよい風がツルツルに磨きあげてしまった当店の駐車場。

広い範囲にわたって凍ってますのでお気を付けて入店下さい。

清里産小麦のバケット(300円)が焼きあがってますほか、

そろそろ終わりの冬限定商品黒豆スコーン(200円)も

ございます。

 

 

さて、春を待ちわびるきもちで昨日、鳥の会の告知を書きました

が、ほんじつも鳥にまつわる話をひとつ。なにしろ鳥と犬をみる

たび腰がふにゃっとくだける僕らでして。

「写真集 鳥の巣 ~50個の巣と、50種の鳥たち~」

50の鳥と、その鳥が遺伝子に記憶した知恵と技術を駆使して

建築した巣を俯瞰写真で紹介しているユニークすぎるビジュアル

ブック。家主の習性も添えられ、見応え、読みごたえに富む

1冊です。(sold)

 

 

 

自然は芸術。野生動物は知恵の塊です。あの小さくシンプルな

身体のつくりで、いったいどうしたらこんな複雑な創造を成しうる

のか。その謎をめぐる魅惑的な時間をお約束します。

税込2160円。

冒頭には素敵な紹介文も。

 

 

 

 

2015-02-14 12:47 PM|とり扱い雑貨あれこれComment(0)

まだまだ冬なオホーツク。

日に日に昼の時間がのびていますが、まだまだ冬のオホーツク。

明日あさってと、また低気圧が道東をいたぶりにやってくるそうです。

まあ、よほどの荒れ模様でないかぎり、吹きだまりなんかえいっと

ふみ越えてオープンする所存です。

ものすごい地吹雪だって、これはこれで悪くない景色だねえと思える

余裕がでてきましたし。

 

さて、「北欧で編む」で紹介している、しなやかで滑りの良いデンマーク

産ウール。編みやすかった~と、購入されたお客さんが自作の手袋を

披露してくれました(左と中の2点。右はじのは、そのお客さんの弟子

であるHUTTEキッチン班が挑戦した、はじめての子ども用

かせの状態でみると、「ちょっとインパクト強いかな」とおもわせる色

も、落ち着いた色と組み合わせることで違う表情をみせるようです。

そして、身につけてみるとちくちく感はまったくなく、ふわっと包みこま

れるような嬉しい感触があります。温かいのは言わずもがな。

たとえば手袋1組編むのにつかうのは1/3かせほどですし、ほんとうに

リーズナブルといえます。

販売は来週22日までです。

 

先日、たちよった小清水町の止別海岸には

バレーボール大くらいのサイズでごろごろごろっと浜辺を埋め

つくす流氷が。こんな表情もするんですね。ふしぎ。

 

そうそう、春のトピックスもひとつ。4月13日の月曜、人気企画の一つ、

鳥の会の第3回開催が内定しました! 春夏にみられる鳥を学び、

来運公園まで鳥見遠足という予定。時間など詳細はまたいずれ

インフォメーションしますのでお楽しみに~。

2015-02-13 10:35 PM|とり扱い雑貨あれこれComment(0)

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